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障害部位 全身麻痺
カテゴリー ユーティリティ ソフト
製品名 MotionLink InterFACE-U
メーカー名 サイト名、作者名 しげ さん
URL http://fuji3.mydns.jp/mlinterface/ 価格 フリーソフト
製品概要(開発経緯) 2007年の1月末、部活の後輩が練習中に脊髄損傷の大怪我をし、右腕が僅かに動くのみのほぼ全身麻痺のハンディキャップを負うことになりました。そこで何かできることはないか、と思い立って開発したインターフェースソフトウェアです。USBカメラと反射ポインタ、ゲームパッドデバイス(全て市販のもの、あわせて4000〜6000円程度)を使い、頭の動きと1スイッチだけでパソコンの操作を簡単に行うことができます。
市販の同じようなコンセプトの製品(2万〜16万程度)と比べて破格のコストパフォーマンスでしょう。
後輩からの要望を片っ端から聞きながら改良してきたため、麻痺障害を抱える方々から見ても使い勝手の良いものに仕上がっていると思います。
WindowsXP以降で動作(おそらく2000も)します。リアルタイムに画像解析を行うため、ある程度のCPUパワーを要求します。
開発環境はCPUが1.66GHz、メモリが512MBで、少なくともこれぐらいあればストレスなく動作します(常時CPUを10%前後消費するぐらい)。
頭の動きをマウスカーソルの操作とスクリーンキーボードのボタン選択に使用し、1入力を組み合わせて、
マウスのクリックやドラッグ、ダブルクリック、キーボード入力など、ほぼ全てのパソコン入力を可能にします。
シフトキーやコントロールキーなどと同時押しも可能なので、Ctrl+C(コピー)やCtrl+Z(元に戻る)、
Windowsキー+M(全てのウィンドウを最小化)などのショートカットキーを実行することもできます。
頭の動きとマウスカーソルの動きの倍率は自由に設定可能で、レベルを高くすれば多少の慣れは必要ですが、
それほど派手に顔を動かさなくても画面全体をカバーすることが可能です。首の動きは、赤外線LED付きのUSBカメラと、
額などに取り付けた再帰性反射素材のポインタを使用してPC内に取り込みます。ヨドバシカメラで3000円でした。
スイッチ入力にはゲームパッドデバイスを使用します。
パソコン用のUSBゲームパッド(電器量販店なら大体どこでも売っている)のスイッチをどれかひとつでも押せるならOKです。
何か専用の外部スイッチをつけたい場合は「できマウス」を使うか、はんだ付けが出来る人が身近にいるなら
ゲームパッドを改造すれば使用できます。
評価(感想) 今、私は日常のパソコン操作のほとんどをこのInterFACE-Uで行っています。具体的にはインターネットの閲覧が大部分を占め、
他音楽再生ソフトや動画再生ソフト、テレビの視聴などを行っています。また音声認識ソフトと併用して、
音声認識が難しい単語を専用ボードから入力するなどして、電子メールのやりとりもしています。インターネットの閲覧に関しては、
専用ボードを使用しながら特にいらだつこともなく快適に行っています。
同じように反射材を利用したもので、すでに市販されている製品を試しに使用してみたことがありますが、
その製品は使用条件(日光や強い照明による環境とパソコンに対する負担) では優れていますが、
機能がマウスカーソルの移動と左右のクリックにほとんど制限されています。そのため、ダブルクリックやドラッグ、
ホイール動作、またマウスカーソルを固定しておきたいときに困ります。InterFACE-Uでは単純な入力で複雑なマウス操作、
またキーボード入力が簡単になりますし、マウスカーソルの移動についても非常に応答が良く、倍率も自由に設定できるので使いやすい感じです。

(千葉県・頸椎損傷による全身麻痺 男性)